ABOUT
北海道の中川町(大雑把に言うと旭川と稚内の間です)に住み、近隣の木を使ってお皿やスプーンなどの木工作品を作り販売しています。
山で伐られた木は、曲がりなどの規格外のものはチップ材(紙などの原料)になってしまいます。チップ材にもならないものは山に放置されることもあります。住宅地でも、庭木を剪定した枝などは薪になるか放置されるか、捨てられます。でもこれらの木は、加工すれば価値のあるものとして生まれ変わることができます。このような使われなかったり価値が低いものとして扱われている木を原料として加工し、長く使えるお皿などの道具に変えて販売しています。
地元の木を使うことによって山が手入れされ、よい森林が育つようにと願っています。そして近くの山の木や剪定した枝、薪などの身近な木で物を作れるのは私にとって大きな喜びです。
木が伐られた後、役立つものに形を変えて大事に使われ、長い年月を経たら朽ちていく。この循環を大事にものづくりをしていきたいです。
※「ノビタキ」は鳥の名前です。スズメより少し小さくて、オスは白黒の体にオレンジ色のよだれかけ模様、メスは茶色っぽい色です。暖かい地方で冬を越し、春になると自宅兼工房の近所にやってきて繁殖するので、「ノビタキおかえり!」というのが我が家では春の合言葉です。とてもきれいな声で鳴きます。